マネー論

老後2000万円問題から1年経過。改めて本質と解決策を考えてみた。

1年前の2019年6月に金融庁の金融審議会 ワーキンググループが報告した、「高齢社会における資産形成・管理」報告書を覚えていますか?世間を一瞬だけ騒がせた、老後2000万円問題の事です。

そもそも金融審議会とは、金融制度や資本制度等のお金に関するの重要事項について調査・審議を目的として設立された機関で、金融庁の職員では無く、民間出身の専門家などが集まり現状分析や対応策を、国に提案する第三者として国に提案する事が目的で、政府はその分析を基に、策を講じます。

一時的にフォーカスされたこの課題は、1週間程度ワイドショーを中心に大議論となっていましたね。安倍政権の支持率低下や運営に支障をきたす恐れがある事から、金融庁のボスである麻生財務大臣は、『報告書を受け取らない』と発言し偉そうに拒否していたけど、では審議会は何のために存続しているのかと、疑問に思う人が多かったはずです。また、麻生大臣が受け取っても受け取らなくても、事実として現状変えられそうにない将来の予測なので、我々は正面から受け止めなくてはなりません。

老後2000万円問題の報告書はこちらを御覧ください。(金融庁のHPに飛びます)

あの報告書が開示されて1年。我々を取り巻く環境は当時と比べて大きく変わった方も多く居るはずです。しかし解決策は大きく変わる事は無いと思うので、改めてこの報告書の本質と解決策を考えてみました。

老後2000万円問題とは何なのか?

老後2000万円問題という言葉は強烈です。これはメディアが作り上げたキャッチフレーズだと思っています。テレビは視聴率UP、雑誌や本は購買率UP目的で、視聴者/購入者に買ってもらえる様に仕向ける、上手なマーケティング手法と同じです。

この報告書では夫65歳以上、妻60歳以上で共に無職の世帯がロールモデルで、平均すると毎月5万円不足する事を基に、20-30年の人生が残っている事を想定して2000万円不足すると仮の答えを出しています。

現役世代で毎月5万円不足で、不足分は貯金から賄っているが、20年後の高齢者も同じように5万円不足だろうか?年金支給額が減ったり、インフレで物の値段が上がる可能性もあるし、体調不良で老人ホームに入る入居金や、住宅のリフォームを考えると、もっと必要になる事は十分あるし、人それぞれで必要金額が違うので正解は出せないけど、現役世代の多くは2000万円では全く足らないという認識を持って対策を進めるしかないと思います。

本当に伝えたかったメッセージを読み取る

ワーキンググループが提示したかったのは、2000万円不足しますという事ではなく、公的年金だけに頼ると老後で金欠になる可能性があるので資産形成が必要という事だったと思う。いきなり大金は準備できないけど、若いうちから老後資金を準備する為に、iDeCoやNisaを使って資産形成が必要になるというメッセージだと受け取っています。

僕は悲観的に物事を考えるので、2000万円では足らず、もっと必要だと思っている。
このままでは老後等は無く、身体が壊れるまで稼ぎ続ける必要があると思い、3000万円以上必要になる事も想定しなくてはいけないと思う。今の20代は更に必要かも。

この報告書の中で、「現役期」・「リタイヤ期」・「高齢期」と人生を3ステージに分けて、資産形成と取り崩しの提案をしているので詳しく見ていきます。

現役期

iDeCoや積立Nisaの税制優遇制度を活用し、長期・積立・分散で資産形成を少額からスタートさせる。ポイントは開始時期を可能な限り早い段階で始める事で時間を味方につける事でしょうか。若年期は毎月満額支出する事は難しいので、最低額でも良いので長く運用する事をお勧めします。

長期間の投資生活は歴史的に見て暴落と急騰が繰り返されるが、長期運用の場合株価暴落のリスクを低減する事ができるし、信頼できるアドバイザーがいる事で暴落時も相談できる関係を持つと、無駄な売買が減り、資産形成が更に加速できるのではないでしょうか。

iDeCoと積立Nisaを満額で運用するのが最適解だと思いますし、その他に配当や株主優待目的で運用するのも良いかなと思っていて、資産運用しないと貯金だけでは老後費用を賄えないと思っています。

リタイヤ前期

僕はまだ先なのでそんなに心配していませんが、50代の方は株の運用から債券や現金比率を高めて暴落対策を講じる必要がありそうです。リタイヤ期以降も人生の長期化となっている事から、金融資産減少の抑止や計画的な取り崩しが必要になってくる。

人によっては企業から退職金が支払われ、大金を使ってリスクのある個別銘柄の購入や、大半を趣味に使ってしまうケースを聞くので、退職金の運用方法なども、信頼できるアドバイザーを持つことも重要ですね。

高齢期

退職後に金融資産の大暴落は避けたい。iDeCoや積立Nisaは株式から現金化へ進める。一番怖いのは株価の大暴落。株価が暴落前まで戻るのに数年要すると、損切する必要が出てくる。計画的な現金化や資産の取り崩しが重要。また体調面の衰えが一気に進むので、老人ホームへの入居に大金が必要になる事を考えると、株式での運用は辞めて現金で保有するのが一番良いと思います。

資金不足の解決策を考えてみる

アラフォーの私は定年と年金支給が70歳と仮定とすると、まだ30年は働かなければならない。今の職場では退職金は期待薄い、年収も上がる見込みがない事を踏まえて、解決策を考えてみた。作家橘玲さんの言葉を借りると、この様な式ができる。

収入増×支出減×運用利回りを上げる

収入を増やす

サラリーマンとして働いているなら本業の仕事を一生懸命こなして収入を上げるのは合理的だと思います。ウィルスの影響で不景気突入待った無しなので、直ぐには給料は増えないかもしれませんが。そんな時は、パートナーにも働いてもらい、共働きで乗り切りましょう。僕の友人や会社の同僚は全員共働きです。じゃないとローン返済、学費が追い付かず、生活が苦しいまま。近年、専業主婦(主夫)は勝ち組ですね。

本業だけフォーカスしても資産形成は遅くなります。サラリーマンはお給料は上がり辛いですが、毎月の給料は安定されているメリットもあるので、副業で収入を得る事も考えなければいけないです。まだ副業禁止の会社が多いですが、副業で稼ぐ仕組みや能力を高める自己投資は続け、自分でゼロから稼ぐ為の準備を、本業の傍らで進めていくのが、賢い生き方じゃないでしょうか。

支出を減らす

収入を増やす事と同時に着手したいのが、支出を減らす事。収入を増やすには、景気や会社の業績、運が関係してるので、希望通りにならない事がほとんどですが、支出を減らすのは自分でコントロールできるので、即効性があります。

  • 固定費の見直し (保険、通信費、)
  • 無駄使いを減らす(嗜好品、)
  • 身の丈に合った生活

僕は大手保険から共済保険(2,000円/月)へ、大手キャリアから格安携帯に4年前から切替て、年間15万円程削減済。保険はライフステージが変わるタイミングで、見直しを予定しています。

嗜好品はストレス削減に繋がると思うので、100%削減は難しいかもしれません。特に中毒性のあるタバコやお酒を止めるのは大変だと思いますが、先ずは一日の本数削減したり、休肝日を設けて徐々に減らす計画を立ててみてはどうでしょうか?僕はタバコは吸わないし、お酒もほとんど飲まないので影響は少ないですが、友達は禁煙外来に通ってました。

見栄を張った消費程、無駄な出費はありません。特に目に付くのが、他人より良いものを所有する欲求です。社の後輩は、入社2年目で300万円程の外車をローンで購入していましたし、初めて入社した会社の同期の仲間は毎日飲み歩いて、散財していたのを覚えています。

運用利回りを上げる

収入を増やし、支出を減らしたら、余剰金ができるのでそれを高い利回りで運用できれば、より早く目標金額に到達できますが、ハイリスク・ハイリターンを求めて失敗した時のダメージは回復に時間がかかります。20代は時間が多くあるので失敗も成功の糧にできる可能性はあるけと、40代、50代は大金を失った場合、挽回できる時間が限られているので、ここは確実×安全に運用でき、尚且つ利回りを上げるのが最適解だと思います。

  • アメリカ株(S&P500他)で運用する
  • iDeCo/積立Nisaを長期・分散・積立で運用
  • 配当金/株主優待を狙う

 

iDeCoや積立Nisaでの運用先はアメリカ株一択しかないと思っています。長期・分散・積立で定期的にコツコツと購入する事で、リスク回避になりますね。日本株で運用する場合、個人的には配当金や株主優待が充実な銘柄で、株主利益を享受できる権利を保有し続けたい。この先ウィルスの影響で、一時的に株価が下がる事が考えられるので、ドーンと下がった時に高配当株を買えるようにしておくと、利回りは高まるので、株価ウォッチの現金比率を高めておく必要があります。

まとめ

去年の6月に大騒ぎとなった老後の2000万円問題について、報告書の意図と対策を検討してみました。老後に必要な資金はそれぞれ違うので算出は難しいですが、現役世代は2000万円では足らないと考えています。

収入を増やし支出を抑え、運用利回りを上げる事で対策を打つことができます。
尚且つ税制優遇制度であるiDeCoと積立Nisaで長期×分散×積立で運用し、余剰金で高配当株や株主優待が充実している個別銘柄も保有できれば、楽しみながら運用できるかもしれません。

ここまで読んでいただき、有難うございました。

 

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イトウ ヨシアキ
イトウ ヨシアキ
79年生まれ東京住みのアラフォー男性です。毎日必死に生きています。21年3月に安定した業界の営業職を退職。今は映像クリエーターとして活躍するために、次のステージに向けて準備中です。このブログでは映像制作、収入の複数化、お金、健康、趣味等の情報を発信しています。

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